~原型(土台編1)~
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原型の素材ですが、ファンド(石粉粘土)でやることにしました。いわゆる紙粘土です。他にスカルピーやらポリパテ等候補はあるのだが、やはり触り慣れているので。第一コストが低いし。 というわけで緑色のパッケージのクラフティ(¥400ぐらい)を購入。粘土は固まった後の丈夫さが心配だったので、表紙にある「丈夫でかたい」という文句で決定。 |
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針金で人型をつくり関節を残し粘土を盛り付け。後ろに写ってるのはズゴックで、大きさの目安の為です。 関節を動かし、大体のポージングを決め、一気に盛り付け。
硬化時間を短縮する為ストーブで乾燥。固まるまで結構待たされるのがファンドの弱点ですな。 |
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~原型(土台編2)~
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大体の体の下地が出来た。各部分の作り込みに入りたいのだが、ここでファンドをかえたいと思います。その名も「New Fando」(笑)。 クラフティは丈夫なのだが、細工するには弾力があり過ぎ。くい付きも悪い。なのでこれからは芯材として使うことに決める。 そして学生ん時も使っていたこのファンドは目が細かくてくい付きも良い。 |
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土台、注射器(ホビー用、接着・補充用らしい)を買ってくる。 本体のほうは顔、両腕をパーツ化の為切り離し。写真では首がすわっておりません。もう少し足のボリュームがあったほうがいいかな?腕ならしというか楽しようと素立ちポーズにしたのだが、これはこれで左右のバランスをとるのが難しかった。顔もね。
これから顔や髪の毛、服のしわやデザインの盛り付け。きっと一番楽しい作業。
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~原型(土台編3)~
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制作をはじめて約1週間。デザインカッター、彫刻刀、金ヤスリで皺、ベルト等のメリハリをつけた。 又、腕のパーツ化を二の腕から肩に変更。足はどうしよう? 目の粗い紙やすりを全体にかけ、いろんな角度から写真を撮ってみた。立体を目で見るのと写真で見るのとは違うからね。
これから表面の細かな凸凹を調整しつつ、手、ブーツ、髪の毛のデテールを詰めよう。うーん、彫刻刀の刃の種類が足りないかも?? あ、まだ後ろ髪は固まりでしか無いね。
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~原型(分解編)~
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足、髪の毛もパーツ化してバラ状態。部品同士の接合部分を調整しながら各パーツ仕上げ。なるたけ少なくしたかったのだが。まー塗装が楽になりそうなのでこれはこれでヨシ。 サフ吹きまでにはまだ時間がかかりそう。でもアセらずゆっくりとね! そうか、ベースも複製しなきゃ商品として成りたたんわな。。
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~原型(顔が命編)~
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もっとも神経を使っているのが顔です。まぶたや唇、すべてがミリ単位で表情が変わっていきます。髪型もしかり。 なので、ここの部位だけは早めに紙ヤスリを使って微調整。 パテでイヤリングを付けてみました。 |
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おまけをつくろう!と、いうことでクマのぬいぐるみを削りだし。ベルトに付けてあげようかと思います。 |
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~原型(表面処理編)~
ガンプラつくりたい…。 年末で何かとやることが多いですね。でもフィギュアにはなるべく触るようにしています。 さて、細かい工作もひとくぎりつき、全体を見直す意味でもサーフェイサーを吹いてみることにしました。右のはいわゆる溶きパテ。こいつを少し希釈し、黒を少し混ぜてコンプレッサーで吹きました。 |
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そしてこんな感じ。多少グレーを濃くしてあげることで小さい凸凹やキズをいくつか発見することができました。まだまだやることが多いです。年明けて早々型取りするのが目標なのでスパートっす。 前に置いてあるのはポニーテールのテール部分と注射バズーカです。
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その二(複製編)~
~お買い物~
いよいよ複製です。ここが技術的にも予算的にも最も高いハードルです。 ちなみに“型取り”は学生ん時に一度実習でやったことがあ閧ワす。 しかし当時はまさか社会人になってからやるとわ思っても見ませんでしたが。 しかも原型は簡単なオブジェでしたし。
早速大型模型店に出向き、必要と思われる材料を片っ端から買ってきました。 メーカーの特性はクセなど全くわからないので、陳列で一番多いものを ポピュラーなものと判断し、レジに持ってきました。 それがこれらです。
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シリコンです。3000~ こいつが型取りの材料となるわけです。白くて固まるとナタデココのようですが食べてはいけません。 しかしその弾力性が逆テーパーのような原型に威力を発揮するわけですな。 |
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キャスト。複製の材料です。3000~ ガソリンの匂いがします。ま、原料は似たようなものですが。 A剤、B剤それぞれ透明でサラサラしてますが、混ぜると熱を出し、数分で白濁して固まります。ちょっと怖いです。 ちなみに今回はアイボリー色。
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¥1800 思わず衝動買いしてしまった枠用ブロック素材。プラ板にしようと思ってたけど、便利そうだったので購入決定。使い方は下を見てください。 |
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~粘土で埋めよう~
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先ずは試しながらやろうということで少ないパーツ数で。油粘土(普通に文具店で売ってるもの)を敷き、原型を半分埋めてゆく。この埋めた部分と埋めない部分がいわゆるパーティングラインとなるわけ。よく考えてラインを作りましょう。
周りにブロックを敷き、隙間をなくす。ダボ(合わせの凸凹)も忘れずに。
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~シリコンを流そう~
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ブロックを高く積み、硬化剤を加えたシリコンを流し込みます。まさにコンクリート詰め状態…。生きて帰ってこいよ!! ふつふつと気泡があがってきます。ホットケーキを思い出します。これで6~12時間待つ。
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~粘土を剥そう~
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シリコンが固まったら粘土を丁寧に剥します。 無事生きていました。 |
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そして反対側の型も上記と同じ手順で作ります。 離型剤(1000~)を流布するのを忘れずに。 これ、キャストを流し込む時にもスプレーします。プラモやガレキを組み立てる前に洗剤で洗うのはこれを落とす為なんですね。
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~下準備~
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両側の型ができたところで、すこし加工をしなければなりません。 キャストを流し込む為のそそぎ口と空気穴です。彫刻刀などで道筋を掘ってやりましょう。それがランナーになるわけですね。 プラ棒を始めから入れときゃよかったかも。。
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~キャスト流し込み~
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できた!感動した! バリは多少着いてるけど問題ないでしょう。 キャストは2剤を混ぜるとすぐに固まりだすのですばやくカクハンして流しこまなくてはなりません。 しかし一発で上手くいくとは…。
さ!他のパーツもやってみましょう。 でもシリコンが足りなそうだ(涙)。
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~型取り・複製~
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そうして体パーツも複製しました。瞬間接着剤を少しつけて試し組み。パーツ同士に少し隙間ができるものの、ダボを削るなどの調整でOK。 指などに気泡が発生して欠けてしまったが、空気の抜け道をしっかり作ってやれば問題は無さそう。このサンプルは塗装するのでパテ盛りします。
しかし型取りの際、原型の足パーツを折ってしまった…。 あとは土台と注射バズーカの型取りのみ!
早く塗装もしたい!が、ここで少し小休止。描かなきゃいけないイラストがたまってるし、部屋が散乱状態で生活に支障をきたしています(笑)。ああ、部屋が二つホスィ…。
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~その二(塗装編)~
~下準備~
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ようやく塗装です。 複製時に発生した気泡などの凸凹をパテで埋めサーフェイサーで下地をつくります。 肌色やピンク等明るい色が多いので、発色が良くなるよう、今回は白いサーフェイサーを吹きました。 左写真は接続部に針金を仕込んでます。サンプルとして持ち運ぶことが多いので強度を増やしてあげようってことで。 |
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針金を仕込んだら瞬間接着剤無しでも仮組みできるようになりました。サーフェイサーも吹き終わり、いよいよカラーをのせます。 肌色→ピンク(服等)の順に薄い色がら塗ってきます。 マスキングの嵐です。。
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~塗装~
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ガンガン色を吹いていきます。 単一色での平塗りではつまらないのでピースで濃淡をつけ、立体感をつけましょう。 コンプレッサーの空気圧を絞って細吹きです。 |
マスキングテープを顔と帽子にしっかり貼り、前髪のオレンジを塗装中です。
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ざっと肌、服、髪の毛の塗装が終ったところです。 ツヤが逆に安っぽく見えるような… 最後にフラット(つや消し)でコーティングすることにしましょう。 小物(ブーツ、クマ、注射器)を塗装して顔の筆入れっす~。 |
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~仕上げ~
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ちょっとここで試しにパールコーティングしてみました。半透明の塗膜で、パール調に仕上げるというもの。マニュキュアの塗料でよくある感じ。 おもしろい効果が得られそうなんで採用! でも写真だと上手く写ってないですね。 |
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~完成~
皮膚・髪の毛はつや消し処理、服には前項で挙げたパール処理。 仕上げに顔に目、鼻、マユの筆入れをし、完成!と、いうわけでテストショット。 キレイに写真を撮りたいですね。
さて、作業も終わり思えば数ヶ月にわたったフィギュア制作ですが、正直ここまで上手く行くとわ思っていませんでした。(モデリングの反省点は多々あるが。。) 造形や複製に関しても、恐る恐るやっていた感があったので次はもっと積極的にできることでしょう。つ、つぎ!?
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此篇文章自 http://dive.lolipop.jp/diary/fig/p1.html 轉載
堤業國際官網:http://www.twinbase-taiwan.com/
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